鹿島アントラーズは13日、「DF常本佳吾がスイスリーグ1部のセルヴェットFC(セルヴェッテ)に完全移籍する」と公式発表した。
交渉は現在基本合意に達した状況で、今後選手が現地を訪れてメディカルチェックなどを受けた後、正式に契約が結ばれる見込みであるとのこと。
常本佳吾は1998年生まれの24歳。横浜F・マリノスの下部組織出身であるが、トップチームには昇格できずに明治大学へと進み、その後特別指定選手として鹿島アントラーズへ加入したという経歴を持っている。
2021年からは鹿島アントラーズに正式加入し、それから2年半に渡ってレギュラーとしてプレーしていた。
常本佳吾
「セルヴェットFCからオファーをもらった時、サッカー選手としてヨーロッパでプレーしたいという自分の目標、年齢的なことも考えて、このチャンスを逃したくないと強く思いました。
特別指定の年も含めて約3年間、アントラーズでプレーすることができ、このクラブで過ごした時間が自分を大きく成長させてくれました。
こうしてヨーロッパのクラブへ移籍することができたのもアントラーズのおかげですし、タイトルを獲得できなかったという悔いは残りますが、また一つスケールアップするためにも、ヨーロッパで活躍し、結果を残せるよう頑張ります。3年間、ありがとうございました」
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セルヴェッテFCは昨季のスイス・スーパーリーグで2位となっており、7月25日にはチャンピオンズリーグの予選2回戦でヘンク(ベルギー)と対戦する。