自殺職員の労務管理指摘、長野 小布施町の第三者委が報告書

長野県小布施町役場=12日

 長野県小布施町で2020~21年度に職員3人が自殺し、町が設置した第三者委員会が「労務管理のあり方が問われてしかるべきだ」との報告書をまとめたことが13日、町関係者への取材で分かった。町は今月中にも調査結果を公表する方針。

 同町の21年度の人口は約1万1千人。今年4月1日時点の職員数は127人で、報告書は「自死との関連が疑われる原因」として職員不足や長時間勤務を挙げた。

 町議会の特別委員会や第三者委の調査によると、3人のうち1人は公務災害と認定されている。

 桜井昌季町長は「同じことが二度と起こらないよう、働きやすい職場環境づくりに努める」とのコメントを出した。

© 一般社団法人共同通信社