小銃発射事件、23日に葬送式 根絶図ると陸上幕僚長

 岐阜市の陸上自衛隊射撃場で3人が死傷した小銃発射事件の発生から14日で1カ月となるのを前に、陸自トップの森下泰臣陸上幕僚長は13日の記者会見で「同様の事案の根絶を図り、国民の皆さまに安心していただけるよう原因究明と再発防止に全力を尽くす」と述べた。死亡した隊員2人の葬送式を今月23日に、所属していた第35普通科連隊がある名古屋市の守山駐屯地で営むことも明らかにした。

 森下氏は、沖縄県宮古島付近で4月に起きた10人死亡のヘリコプター事故にも触れ「航空事故に引き続き、今回の発砲で国民の皆さまに不安を与え、信頼を損ねてしまったことを大きく受け止めている」と語った。

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