【ベトナム】HCMメトロ1号線、24年から営業運転[運輸]

ベトナム南部ホーチミン市都市鉄道管理局(MAUR)は、日本の円借款で建設されている都市鉄道(メトロ)1号線(1区ベンタイン市場—市直属トゥードゥック市スオイティエン公園間の19.7キロメートル)について、年内に完成し、2024年から営業運転を始めるとの日程を明らかにした。MAURはこの日程が「約束」だとしている。ベトナムニュースが12日伝えた。

同路線についてはこれまで再三にわたって延期が繰り返された後、今年4月、ファム・ミン・チン首相が現地を視察した際に、ベトナムの国慶節にあたる9月2日までに完成するよう同市に努力を求めていた。

MAURによると、都市鉄道1号線については高架部分の工事が完成し、すでに試運転が行われているが、始発駅のベンタイン駅などを含めた地下区間2.6キロメートルの工事が残っている。すでに全工程の95%以上は完成しているという。このうち、地下駅である「オペラハウス」「バソン」駅については9月に完成、ベンタイン—オペラハウス区間の軌道、両駅の地上部分や車庫などが10月に完成し、12月までに地下区間を含む全区間が完成する。

これまで工事の遅れの原因の一つになってきた人手の確保を進めるため、市人民委員会は財務省に対して財政支援を要請している。

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