【タイ】首相がピンクラインに試乗、年内にも運行へ[運輸]

プラユット首相が、タイ首都圏鉄道ピンクラインを視察した=10日、タイ・バンコク(NNA撮影)

タイのプラユット首相は10日、建設中の首都圏鉄道ピンクラインの試験運行に先立ち視察した。プラユット氏はタイの高架鉄道運営バンコク・マス・トランジット・システム(BTSC)のキーリー会長とミンブリ駅からガバメント・コンプレックス駅までの19駅を試乗した。

プラユット氏は「ピンクラインの建設は順調。今年中に運行開始できるだろう」とコメント。キーリー氏は「8月から9月にかけて、一般向けの試験運行を予定している」と明かした。同19駅区間の本格稼働は11月を予定。運行区間の拡大は24年の第3四半期(7~9月)から第4四半期を計画しているという。

ピンクラインは、バンコク北郊ノンタブリ県ケーライとバンコク北東部ミンブリを結ぶ全長34.5キロメートル、30駅のモノレール路線。6月末時点の建設工事の進捗(しんちょく)率は96.97%だった。

© 株式会社NNA