福井県内の女性が細菌性赤痢に感染、2018年7月以来の確認 海外への渡航歴なし

 福井県の福井市保健所は7月13日、市内在住の女性が細菌性赤痢に感染したと発表した。入院はしておらず、症状は回復してきているという。県によると、県内で細菌性赤痢の感染者が確認されたのは2018年7月以来。

 市保健所によると、女性は1日に発熱や下痢などの症状が出て、3日に市内の医療機関を受診。7日に便検査を行い、12日に赤痢菌が確認された。接触者2人に症状は出ていない。市保健所は接触者の便検査を行うとともに、女性の自宅の消毒を指示した。

 細菌性赤痢は、インドやインドネシア、中国などで流行しているが、女性に渡航歴はないという。感染原因を調査している。

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