入手困難で大人気のテント、サバティカル「モーニンググローリーTC」をついに入手したので、その魅力をたっぷりレビューしていきます!他にはない大型のフロントパネルは、テントの中から外の景色を楽しむのに最適。人気の秘訣や他のテントとの比較も交えて紹介します。
入手困難な大人気テント!サバティカル「モーニンググローリーTC」
今やテントの販売は毎回抽選制になるほど大人気ブランドのサバティカル。
どんな背景で生まれたブランドなのか、また、今回レビューする「モーニンググローリーTC」の基本スペックについてまずはご紹介します。
SABBATICAL(サバティカル )とは
SABBATICAL(サバティカル )は、2022年で45周年を迎えた「エイアンドエフ」が、日本にあった良質な製品をセレクトして輸入するという経験と見識を生かしつつ、自分たちの世界観を表現するために2019年8月に立ち上げたオリジナルブランドです。
ブランド名でもある「SABBATICAL(サバティカル)」は、“長期休暇”や、“研究者が制約なしに活動範囲を広げるための自由な休暇”という意味であり、つまり「本来の自分に戻ること」。
キャンプにもシックリくるブラントイメージで、デザイン性が高いテントは多くのキャンパーを虜にし、ほとんどが入手困難になるほど大人気なブランドです。
そんなサバティカルのシェルターテント「モーニンググローリーTC」は、大胆に開口した大型フロントパネルが特徴。
抜群の遮光性と通気性を兼ね備えたTC素材を採用したシェルターになっており、オールシーズン使えます。
サイズも2~4人用と大きめなため、ソロからファミリーキャンプでも使える万能テントになっています。
「モーニンググローリーTC」基本スペック
サバティカル「モーニンググローリーTC」の素材はTC生地になっており、天然繊維のコットンと化学繊維のポリエステルの混紡繊維です。
生地の性質上、雨に濡れるとコットンが膨張し、雨の浸入を防ぐ効果がありますが、完全に防水をする事はできない変わりに抜群の遮光性と通気性を兼ね備えているので、夏は涼しく過ごせます。
また、2~4人用テントではありますが、冬場はテントで籠ることが多く薪ストーブもインストールできるのでソロで広々と使うのもオススメですよ。
サバティカル「モーニンググローリーTC」
- テント:本体×1 ウォール:TC素材(コットン/ポリエステル混紡素材)・撥水加工、マッドスカート/トップキャップ:210Dポリエステルオックス
- ポール:センターポール×1 スチール・Φ32mm・全長270cm、フロントポール×1 スチール・Φ22mm・全長180cm、サイドポール×2 スチール・Φ19mm・全長84cm
- 付属品:ハンガーテープ×1 ポリプロピレン、ペグ×14 スチール・25cm、3mロープ×5 ポリプロピレン・Φ4mm、2mロープ×6 ポリプロピレン・Φ4mm
キャリーバッグ:ポールケース/ペグ・ロープケース×各1 210Dポリエステルオックス - 素材:TC素材(コットン/ポリエステル混紡素材)
- 重量:総重量14.35kg(ポール3.7㎏、ペグ1.45㎏)
- 収納サイズ:L77cm×W36cm×H23cm
- オプション:アクセサリー MORNING GLORY Inner Tent モーニンググローリー インナーテント
サバティカルのテント「モーニンググローリーTC」の魅力を徹底レビュー!
筆者もソロやファミリーで愛用しているサバティカル「モーニンググローリーTC」を使ってみて感じた6つの魅力をご紹介します。
魅力1:ロケーションを最大限に感じられる!
サバティカル「モーニンググローリーTC」は、3本のポールにより大胆に開口した大型フロントパネルが特徴。
出入りをスムーズにするだけで無く、室内の空間も同時にアップさせ、他には無いストレスフリーな居住環境を創り出せるようになっています。
また、大開口フロントになっていることで、テント内でくつろぎながら外の景観を楽しめるようになっているので、ロケーションを重視したキャンプスタイルにはオススメです。
魅力2:フロントメッシュで虫をシャットアウト!
フロントパネルは全面がメッシュになるので、室内からの景観を妨げる事なく虫の侵入を緩和できます。
そのため、虫が苦手なキャンパーには特にオススメで、春~秋の虫が多い季節にキャンプをされる方には必要な設備といえます。
魅力3:薪ストーブも使えるので冬キャンプも対応!
「モーニンググローリーTC」のサイドパネル開口部はダブルジッパーになっており、薪ストーブをインストールして煙突を出せるようになっています。
また、フロントの出入口は「ビスロンジッパー」を採用しており、通常のコイルジッパーに比べマイナス環境下での凍結による開閉のしにくさを軽減できるので、冬キャンプにもオススメですね。
魅力4:テント内の温度調節がしやすい!
フロントサイドの両方2カ所に下部ベンチレーターを備えており、通気性も高いテントなっているので夏場もオススメですよ。
また、後方天井部のベンチレーターは、一般的なワンポールテントと違い設営後の開閉もしやすくなっているので、季節に応じた利用ができるようになっています。
魅力5:ハンガーテープ標準装備!
ワンポールテントは天井高が高く居住性が良いのが特徴ですが、その分上からランタンで照らすために別途ハンキングチェーンなどが必要です。
しかし、サバティカル「モーニンググローリーTC」は、最初からハンガーテープを標準装備しているのでランタンなどが吊るしやすい設計になっているんです。
テント内を広々使える上に、暗い夜でも過ごしやすい工夫が詰め込まれています。
魅力6:テント内を無駄なく広々使えて快適!
一般的なワンポールテントと比べると、「モーニンググローリーTC」はフロント部に3本のサブポールを使って壁面を立ち上げることで十分な広々したリビングスペースを実現できます。
そのため、ダブルサイズのエアーベッドを置いても空間のゆとりが取れるほど!
必要なキャンプギアを置いても余裕があるのでソロではかなりゆとりがあり、夫婦やカップルの二人利用でも広く快適に利用できますよ。
筆者が愛用する他のソロキャンプ用テントと比較してみた
サバティカル「モーニンググローリーTC」が万能なのは分かりましたが、今回はソロキャンプが多い筆者が愛用しているソロテントと比較してみましょう。
スノーピーク「ヘキサーズ1」との比較
ソロキャンプで筆者が春~秋にメインで愛用しているスノーピーク「ヘキサイーズ1」との比較です。
- スノーピーク「ヘキサイーズ1」:幅4,300㎜×奥行4,900㎜
- 「モーニンググローリーTC」:幅4,700㎜×奥行4,400㎜
まず、設営面積はあまり変わりませんね。
- スノーピーク「ヘキサイーズ1」:入口高さ…2,100㎜、テント天井高さ:1,100㎜
- 「モーニンググローリーTC」:入口高さ…1,800㎜、テント天井高さ:2,700㎜
つづいて高さは、「モーニンググローリーTC」はソロで使うには十分過ぎる高さでファミリーでも問題なく利用できます。
また、夏は「ヘキサイーズ1」だと虫対策は完全にはできませんが、「モーニンググローリーTC」なら、フロントに大型メッシュが付いており虫を物理的にシャットアウトできます。
テンマクデザイン「サーカスTC DX」との比較
つづいてソロキャンプで筆者が秋~春にメインで愛用しているテンマクデザイン「サーカスTC DX」との比較です。
- テンマクデザイン「サーカスTC DX」:(組立サイズ)(約)420×442×280(高)cm
- 「モーニンググローリーTC」:(組立サイズ)W470×D440×H270cm
こちらも設営面積の違いはそこまでありません。
しかし、「サーカスTC DX」は、五角錐のワンポールテントになっているのでデッドスペースが多くなりますが、「モーニンググローリーTC」は前面に3本のポールを使うことでよりテント空間を活用しやすくなっています。
そして、冬に薪ストーブを使う場合はワンポール周辺に薪ストーブを配置した際に、このフロント部の広がりが居住空間の快適さに直結します。
そのため、幕を閉めてのお籠りキャンプでは快適さは「モーニンググローリーTC」に軍配が上がるでしょう。
サバティカル「モーニンググローリーTC」はこんな人にオススメ
流れるようなフォルムが際立つ小人数用シェルターであるサバティカル「モーニンググローリーTC」は、こんな方にオススメです。
夫婦やカップルでのキャンプがメインの方
サバティカル「モーニンググローリーTC」最大の特徴は、他のテントには類を見ないほど圧迫感を感じない居住空間です。
テントとしては4人まで利用できる広さですが、オススメはやはり夫婦やカップルといったデュオキャンプであえて広々使うこと。
デザイン性もおしゃれなため、ラグジュアリーな空間を演出しやすいですよ。
絶景を眺めながらキャンプをしたい方
キャンプを楽しむ目的の一つとして外せないものといえば、普段見る事ができない絶景を楽しむこと。
サバティカル「モーニンググローリーTC」なら、大型フロントパネルのおかげでパノラマの絶景を眺めながらキャンプを楽しむことができますよ。
サバティカル「モーニンググローリーTC」はこんな人には向かないかも
万能でオールシーズン利用できるサバティカル「モーニンググローリーTC」ですが、こんな方にはオススメできません。
すぐにテントが欲しい方
オールシーズン使えて美しいフォルムのサバティカル「モーニンググローリーTC」は、発売して数年経ちましたが、現在でも人気のテントになっています。
そのため、現在入手するには公式ホームページで抽選に応募することが必要。
筆者も入手するのに苦労したので、すぐにテントが欲しい方にはオススメできません。
傾斜地でのキャンプが多い方
サバティカル「モーニンググローリーTC」は広くて居住性が高い分、設営面積が広く一般的なワンポールテントに比べて設営が少々大変です。
特に気を付けたいのが、キャンプサイトの傾斜です。
美しいフォルムを再現するには平坦な地面ではないと綺麗にテントを張れず、上記のような海や湖畔などの傾斜地でのキャンプが好きな方にはあまりオススメはできません。
この問題は「モーニンググローリーTC」だけではなく大型テントの宿命になっています。
夏はサバティカルのテント「モーニンググローリーTC」で快適なキャンプを楽しもう!
夏キャンプは暑さ対策は必須ですが、虫対策にも気をつけたいところ。
サバティカル「モーニンググローリーTC」なら、全面がフルメッシュにできるので不快な虫を寄せ付けないだけではなく、TC素材は強い日差しを軽減できますし通気性も高いテントになっています。
そのため、今年はサバティカル「モーニンググローリーTC」で、快適な夏キャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。