きょう(金)の天気 梅雨前線北上で大雨エリアは北陸・東北へ 土砂災害に厳重警戒 全国的にも不安定な天気 急な雷雨に注意

14日(金)天気と降水確率

 きょう14日(金)は梅雨前線が北上するため、北陸や東北を中心に雷を伴って激しい雨が降り、大雨になるおそれがある。その他も不安定な天気で、雷雨になる所がありそうだ。北陸など日本海側ではすでにこれまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、土砂災害などに厳重な警戒が必要だ。また、極端な暑さではないものの、湿度が高く、かなり蒸し暑く感じられそうだ。

■梅雨前線北上 北陸・東北で大雨のおそれ

14日(金)午前3時 天気図と雲の様子

 きょうは梅雨前線が東北付近まで北上するため、北陸や東北が雨雲の通り道となりそうだ。北陸にはすでに活発な雨雲がかかっており、東北では午後から雨の降り出す所が多くなりそうだ。北陸や東北には次から次へと雨雲が流れ込み、雷を伴った激しい雨の降る所がありそうだ。

17日(月)午前9時まで72時間予想降水量

 北陸や東北では活発な雨雲が長い時間かかり続けるおそれがあり、予想される24時間雨量は多い所で、あす(土)の朝までは北陸で100ミリ、東北で80ミリ。その後、あさって(日)の朝までに東北で100から200ミリ、北陸で50から100ミリの大雨が予想されており、17日(祝・月)にかけて東北ではさらに雨が増えそうだ。北陸や東北では土砂災害に厳重な警戒が必要で、河川の増水や氾濫、低地の浸水などにも警戒が必要となる。

雨雲の予想 14日(金)午後3時[上]15日(土)午前10時[下]

 その他の地域もきょうは湿った空気などの影響で大気の不安定な状態が続く見込み。雨マークがない所でも急な雨や雷雨に注意が必要だ。特に北陸や山陰などの日本海側では、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがある。引き続き、警戒が必要だ。

■蒸し暑さ続く

14日(金)予想最高気温

 日中の気温はきのうと比べると高い所、低い所それぞれだが、30℃前後の所が多くなりそうだ。35℃以上の猛暑日になる所はほとんどないものの、湿度が高く、非常に蒸し暑い所が多くなる見込み。極端な暑さでなくても、熱中症には十分な注意が必要となる。

(気象予報士・多胡安那

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