12日(水)にかけても 猛暑と雷雨に注意 週後半は日本海側で雨強まるおそれ

 きょう(火)も、むせ返るような暑さの続く所が多く、関東を中心にかなりの高温となることが予想される。熱中症など、健康管理に十分な注意が必要だ。また、西~北日本は大気の状態が非常に不安定となるため、今夜にかけて天気の急変や落雷、突風に注意が必要となる。

東京都心 3日連続猛暑日か

 きょう(火)午後は、関東内陸で気温が38℃前後まで上がる見込み。西・東日本は朝晩も気温が下がりにくく湿度が高いため、寝苦しさで疲れが抜け切らず、熱中症の症状を引き起こしやすい条件下に置かれそうだ。関東を中心とした猛烈な暑さは、あす12日(水)にかけて続く見通し。極端に暑い時間帯は外出を控え、意識的に水分補給を行い、室内では適切に冷房を使用するなどの対策が必要となる。気温の高い状態は、週末~来週前半にかけても続きそうだ。

不安定な天気

 きょう(火)午後は、西~北日本の日本海側を中心に雨や雷雨となる見込み。晴れる太平洋側でも天気が急変しやすく、今夜にかけて局地的に激しい雷雨の所がありそうだ。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、道路の冠水などに注意したい。あす(水)も同じような天気が続き、日本海側を中心に午後ほど雷雨に注意が必要となる。

 なお、九州北部はきょう(火)より雨が降りやすく、午後は局地的に激しく降るおそれがある。少しの雨でも災害に結び付きやすいので、引き続き警戒が必要だ。

蒸し暑さ 変わりなく

 13日(木)は、中国地方から北陸で雨脚が強まりそうだ。強雨域は14日(金)にかけて次第に東北方面へ移り、北日本は週末にかけて雨量の多くなる所がある見込み。一方、太平洋側は週の後半は、西日本ほど晴れる地域が多く、連休中は日本海側を含めて暑い晴天となる見通し。ただし、東日本や東北は来週なかばあたりに、再び雨が降りやすい流れに戻る可能性があり、まだ空模様にあやふやな部分が残りそうだ。

(気象予報士・高橋和也)

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