災害公営住宅の整備完了、宮城 台風19号被災の丸森町

台風19号で被災した宮城県丸森町で整備が完了した災害公営住宅=14日午前

 2019年の台風19号で被災した宮城県丸森町で14日、町が整備を進める災害公営住宅が全て完成し、仮設住宅で暮らしていた住民の入居式が開かれた。計画していた、災害公営住宅と町営住宅計160戸の整備事業が、今回の36戸で完了。

 36戸の災害公営住宅は、雨水が下水道などからあふれる「内水氾濫」が起きた神明北地区に建てられ、鉄筋コンクリート5階建て。町は同地区などを対象に、新たな排水設備を設置する。入居するのは、仮設住宅で生活していた20世帯。

 丸森町では、台風19号で災害関連死も含め11人が死亡し、1人が行方不明のままだ。住宅は計1068戸が全半壊するなどした。

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