商業研究発表で鹿沼商工が最優秀賞 いちごまんじゅうの販売状況など紹介

最優秀賞に選ばれた鹿沼商工高

 第28回県高校生徒商業研究発表大会(県商業教育研究会主催)が、鹿沼市のかぬまケーブルテレビホールで開かれ、鹿沼商工高の「いちご饅頭(まんじゅう)のブランディングに挑戦」が最優秀賞に選ばれ、9月に茨城県で行われる関東大会への出場を決めた。

 地元特産品を使った商品開発や地域活性化など商業に関する課題について研究・発表することで、生徒の問題解決能力やコミュニケーション能力などを育むことが狙い。12校が参加し、テーマ性や内容の着眼点、表現などが審査された。

 鹿沼商工高は、昨年度に続いてイチゴの形をした菓子「青春いちごまんじゅう」について発表。昨秋の「いちご一会とちぎ国体」での販売実績や購入者アンケートの分析、ふるさと納税返礼品への応募など、いちごまんじゅうを市場に定着させるための検証結果と改善点を紹介した。

 商業部部長の3年守友彩花(もりともあやか)さん(18)は「抑揚に気を付けた発表ができるよう、全員で放課後や土日も練習してきた。関東大会には強豪校がそろうので、もっと伝わるよう気持ちを込めて発表に臨みたい」と意気込みを語った。

 その他の結果は以下の通り。

 優秀賞 那須清峰高「地域活性化企画」▽優良賞 高根沢高「米でとちぎをイノ米ション」▽企業賞 栃木商業高「栃木市から藍を」

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