「ちょっとなら大丈夫かと。後悔しかない…」 女性巡査部長が同僚との飲み会後、酒気帯び運転で事故 停職6か月の懲戒処分受け依願退職

愛媛県警の30代の女性巡査部長が今年5月、同僚との飲み会の後、オートバイを運転し、事故を起こしていたことがわかりました。女性巡査部長は14日、停職6か月の処分を受け依願退職しました。

愛媛県警によりますと、県内の警察署に所属する女性巡査部長は今年5月26日の午前1時ごろ、愛媛県内の国道で酒を飲んでオートバイを運転し、ガードレールに衝突する事故を起こしたということです。

女性巡査部長の呼気から1リットルあたり0.25ミリグラムのアルコールが検出され、14日、酒気帯び運転の疑いで書類送検されました。

女性巡査部長は事故のおよそ30分前まで同僚との飲み会に参加していて、「生ビール5杯と酎ハイなどを飲んだ」と説明しているということです。そして、いったん帰宅した後、水を買うためオートバイでコンビニに向かっていて事故を起こしたということです。

倒れたオートバイを戻そうとしている女性巡査部長を巡回中のパトカーが発見。その後、上司が自宅まで送った際、本人が飲酒運転を申告したということです。

女性巡査部長は14日、停職6か月の懲戒処分を受け、同日、依願退職しています。調べに対し「今から考えると後悔しかない。ちょっとなら大丈夫だろうと思った」と話しているということです。

愛媛県警は個人の特定につながるとして、女性巡査部長の氏名や所属している警察署を明らかにしていません。

愛媛県警の渡辺良浩首席監察官は、「官民を挙げて飲酒運転の撲滅に取り組む中、警察への信頼を揺るがしかねない行為で誠に遺憾。職員に対する職務倫理教養、身上把握・指導を徹底し、信頼回復に努める」とコメントしています。

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