205万円をだまし取った詐欺などの疑いで少年(16)を逮捕 「老人ホームの名義貸しは犯罪」などとウソ

トラブル解決名目で80代女性から現金をだまし取ったとして、「受け子」役の埼玉県春日部市の無職少年(16)が再逮捕されました。

警察によりますと少年は、共犯者とトラブル解決名目で現金をだまし取ろうと計画。

6月19日頃から23日にかけ、千葉県成田市に住む無職女性(80代)に、会社員を名乗る男が複数回電話をかけ、「老人ホームに入居する権利が当選」「名義を貸してほしい」などと伝えました。

女性が承諾すると、今度は別の会社員を名乗る男が、「名義貸しは犯罪になる」「現金を出して」などとうそを言い、現金205万円を、都内の架空の人物宛てに宅配便で送らせ、少年はそれを受け取った疑いです。

少年は愛媛県今治市内の女性が狙われた、別の特殊詐欺事件でも「受け子」をしたとして、先月24日逮捕されていて、その捜査過程で、今回の事件が発覚しました。

警察は、共犯者や余罪について調べを進める一方、捜査に支障があるとして少年の認否を明らかにしていません。

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