SNSで農業経営スキルアップ 大田原の女性農業委員らが講座 学生からコツ習う

学生(両端)からインスタの使い方を教わる人たち

 【大田原】市農業委員会は14日、市湯津上支所で、東洋大経営学部の学生らと連携し、写真共有アプリ「インスタグラム」を使った農業経営スキルアップ講座を開いた。販路拡大などを目指し、農家から23人が参加した。

 女性農業委員グループ「チームあゆみ」が考案し、市内農家でフィールドワークなどを行う東洋大の蜂巣旭(はちすあきら)准教授(43)=蛭田出身=や学生とタッグを組んだ。講座は2月に続き2回目。

 インスタを使い慣れた学生7人が講師を担った。自分が栽培している作物を投稿することを勧め「閲覧者がひと目見た時に目にとまるよう、1枚目に絵柄のきれいな写真を使うことが大切」などと説明。閲覧者が多い午後7時から3時間の投稿が効果的とした。

 参加者は学生とともに実際に写真を投稿し、情報発信に手応えを感じた。参加した鈴木(すずき)果樹園(桧木沢)の林敦子(はやしあつこ)さん(48)は「他のSNS(交流サイト)を使ってきたが、インスタも新たなツールになりそうです」と話した。

学生(左)からインスタの使い方を教わる人たち

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