宮城・伊豆沼のはすまつり 大雨による生育遅れで迫会場の開催を断念

夏の風物詩、宮城県の伊豆沼で開催されるはすまつりが、規模を縮小して開催されることになりました。2022年の大雨によるハスの生育遅れです。

登米市と栗原市にまたがる伊豆沼では、例年この時期はすまつりが開催され、水面を埋め尽くすピンク色のハスの花を遊覧船に乗って楽しむのが夏の風物詩となっています。

しかし、ハスの葉や花がほとんど見られません。

伊豆沼では2022年7月の大雨の際にハスが水没する被害を受けた影響で、生育に遅れが出ています。

このため、はすまつりは3カ所の会場のうち登米市の迫会場での開催を断念し、遊覧船の運航を取りやめることが決まりました。300人ほどの団体予約もキャンセルとなりました。

伊豆沼はすまつり迫会場実行委員会高山勝之会長「相当の予約客もいる。毎年伊豆沼のはすまつりを楽しみにしている人たちに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」

一方、栗原市の若柳会場は例年に比べ1割程度と生育状況は良くないものの、22日から開催される予定で、築館会場では8月上旬まで生育を待ってから開催する方針です。

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