市民協働 ゲーム通し学ぶ 日南でワークショップ

SDGsカードゲームで団体間交流を深める参加者たち

 国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)を学びながら、市民団体同士の協働について考えるワークショップは8日、日南市の創客創人センターであった。NPO法人など市内で活動する団体の15人が参加。SDGsカードゲームを通じて団体間交流を深めた。
 市民団体がそれぞれに持つ課題解決に向け、互いに連携するきっかけの場にしてもらおうと、同センターが企画。参加者たちはカードゲームで楽しみながらSDGsへの理解と興味を深め、和やかな雰囲気でコミュニケーションを図った。
 この後、同センターの黒田駿平室長が市民団体の協働の必要性について事例も交え解説。背景に少子高齢化や人口減社会があるとし「団体数は増やせるわけがなく、これからは団体同士で手を組んで力を合わせていこう。そうすれば日南市内での地域づくり活動は活性化するのではないか」と呼びかけた。
 参加した「傾聴ボランティアあまやどりの会」の落丸泰啓会長(69)=同市星倉=は「これからはいろんな団体が手を取り合い、つながっていかない限り、必要とする人を助けることができないと感じた」と話した。

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