マツダ、27年に初の専用EV 社長表明、本格導入に先行

インタビューに答えるマツダの毛籠勝弘社長兼CEO=14日午前、東京都千代田区

 マツダの毛籠勝弘社長兼最高経営責任者=CEO=(62)が14日、東京都内で共同通信などのインタビューに応じ、自社単独で初の専用モデルとなる電気自動車(EV)を「2027年から投入する」と表明した。本格導入は従来通り28年以降とする計画だが、EVの開発が世界で急速に進む中、先行的な投入を急ぐ。

 毛籠氏がインタビューに応じるのは6月のトップ就任後初めて。マツダはスポーツタイプ多目的車(SUV)「MX―30」のEVモデルを21年に発売したが、専用モデルは扱っていない。資本提携先のトヨタ自動車と協業し、競争力の高い電子制御機構の開発を急ぐ。

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