大雨被災のJR、トラックで代替 山陽線、物流に影響続く

大雨で被災したJR山陽線の線路で確認された盛り土の亀裂(JR西日本提供)

 JR貨物は14日、今月8日にかけての大雨で被災した山陽線で線路の盛り土に亀裂が確認されたことから、本州と九州間の貨物輸送をトラックで代替すると発表した。復旧には2週間ほどかかる見通しで、物流に影響が続いている。

 JR西日本によると、山陽線の小野田―厚狭間で約40メートルにわたり、複数箇所で盛り土の亀裂が見つかった。旅客輸送はバスで代行している。

 この影響で貨物列車は山口県の宇部駅から福岡県の北九州貨物ターミナル間で運休となっている。JR貨物は復旧まで、広島県と福岡県の間をトラックによる代替輸送で補う。山口県内でも実施する。

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