茂木氏、ポーランド訪問 ウクライナ支援で協議

ウクライナからの避難民が学ぶ施設で、子どもたちにけん玉を教える自民党の茂木幹事長(手前)=14日、ワルシャワ(共同)

 【ワルシャワ共同】自民党の茂木敏充幹事長は13日(日本時間14日)、東欧ポーランドの首都ワルシャワを訪問した。14日にはブダ開発・技術相と会談した。ポーランドはロシアの侵攻を受けるウクライナの隣国で、物資輸送の拠点となっており、ウクライナ支援を巡る協力について協議したとみられる。

 会談の冒頭、ブダ氏は「各レベルでの良好な関係をうれしく思っている」と伝え、茂木氏は「両国間の経済関係がさらに発展することを期待している」と応じた。

 会談に続いて、ウクライナからの避難民が学ぶ施設を視察し、子どもたちに日本のけん玉をプレゼントした。茂木氏は「皆さんが一日も早く祖国に帰れるように国際社会、ポーランドと一緒になって応援したい」と語りかけた。

 岸田文雄首相も11日、ポーランドでモラウィエツキ首相と会談し、ウクライナ情勢を巡り連携を進める方針で一致した。

 茂木氏は9日に日本を出発し、南米のペルーとブラジルを訪問した。

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