pixiv、Googleによる”アプリ排除”巡り「写実的な児童のイラストやマンガを非表示」など変更の実施を報告

イラストコミュニケーションサービスのpixivは14日、アプリ「pixiv」(運営:ピクシブ株式会社)がGoogle Playストアからの締め出しが行われた件についての報告と対応を発表した。

同社は公式インフォメーションにて「現在pixivでは、Android版pixivアプリのインストールや更新ができない問題への対応を行っております。」と現状を報告。本問題に関する詳細は以下のコラム記事を参考にしていただきたい。

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上記記事にて紹介した7月5日より続く一連の問題を巡り、同社は対応としてiOS版・Android版両方のpixivアプリにおいて一部機能の変更を行ったことを公表。具体的な変更点として「表現方法を問わず、特に写実的に児童を描写したイラスト・マンガをpixivアプリにおいて非表示にする」旨を挙げた。

同社は続けて〈これまでにも実写を主体とした画像、及び著しく写実的で性的意図を認められるもの等、利用規約・ガイドラインに違反した作品の削除対応を行っていた〉としている一方で〈一部の違反作品について掲載状態が続き、アプリストアのガイドラインに抵触してしまった〉背景があったことから、今回の問題が発生したという。なお、アプリ版では非表示になるものの、Web版では引き続き閲覧可能になる見通し。

また、英国BBCでも指摘のあった「児ポを流布しかねないサイトへのリンク誘導をプロフィールを通じて行っている」点についても言及し、対応策として、Android版pixivアプリにてURLの非表示が行われるようになるとしている。

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