先日バルセロナとの競合の末にトルコ代表MFアルダ・ギュレルを獲得することに成功したレアル・マドリー。
今回は『Planet Football』から「バルセロナを拒否してレアル・マドリーに移籍した7名の選手」をご紹介する。ちょっとそのタイトルから外れる選手もいるが…。
アルダ・ギュレル
国籍:トルコ
18歳のアルダ・ギュレルは今夏フェネルバフチェからレアル・マドリーに移籍することが決まった「トルコのメッシ」だ。欧州で最も優れた若手選手の一人と言われており、若くして名門の主力選手になった天才である。
彼には1800万ユーロ(およそ27.7億円)の契約解除料が設定されていたため多くのクラブが興味を持ち、バルセロナもその一つだった。しかしレアル・マドリーが多額のボーナスを加えたことにより、アルダ・ギュレル側はカタルーニャ行きを拒否。マドリッドでのキャリアを追求することにした。
アントニオ・リュディガー
国籍:ドイツ
チェルシーでプレーしていたアントニオ・リュディガーは、契約満了を迎える2022年の夏を前にレアル・マドリーへの加入を決断した。
フリーエージェントになるということもあって、経済的に苦しい状況にあったバルセロナは彼の去就に注目し、義理の兄サール・セネシエとも直接会談していた。しかしリュディガー自身がそれを断り、マドリー加入の記者会見で「バルセロナからの関心はあったが、僕は『レアルか残留か』だった」と話していた。
ヴィニシウス・ジュニオール
国籍:ブラジル
間違いなくヨーロッパで最高のウインガーとなっているヴィニシウス・ジュニオール。彼もレアル・マドリーではなくバルセロナに移籍することもできたという選手だ。
2017年にフラメンゴからレアル・マドリーに加入し、それからしばらく辛い時期を過ごしたもののカルロ・アンチェロッティ監督の下で大ブレイクした。彼は後に「バルセロナからもオファーがあったが、父から『自分の心に従え』とアドバイスを受けた」と語っている。
ダニエル・セバージョス
国籍:スペイン
2017年の夏にレアル・マドリーへと加入したとき、ヨーロッパで最も需要のあるミッドフィルダーの一人であったダニ・セバージョス。大きな成功は収められなかったが、それから白いユニフォームを着て120試合に出場した。
ただ、彼も後にインタビューでバルセロナからのオファーもあったことを明かしている。ただフロレンティーノ・ペレス会長が直接電話をかけてきたことから本気度を感じ、レアル・マドリーを選んだという。
メスト・エジル
国籍:ドイツ
3月に行われたインタビューで、「ジョゼップ・グアルディオラ監督との残念な経験がバルセロナ移籍を拒否させた」という事実を明かしたエジル。それは2010年夏のことで、彼はレアル・マドリーとバルセロナの両方を訪問して交渉を行ったそう。
違いは、当時のジョゼ・モウリーニョ監督がとても良くしてくれた一方で、ジョゼップ・グアルディオラ監督は会おうともしてくれなかったという態度だったとか。それ以前はバルセロナのサッカーがとても好きだったものの、これをきっかけにレアル・マドリー加入を決めたという。
イスコ
国籍:スペイン
レアル・マドリーで長く成功を収めた選手であり、9年間でチャンピオンズリーグ5回、リーガ3回の優勝を経験した。しかし2017年、彼は契約交渉の途中にバルセロナからオファーを受けていたという。
「バルセロナと接触はあった。だが、それに耳は貸さなかったよ。僕の考えはレアル・マドリーで成功することだったから」と後にイスコは語っていたが、結局2022年にセビージャへと移籍することになった。
クリスティアーノ・ロナウド
国籍:ポルトガル
彼の場合は、どちらかといえばバルセロナの側が獲得を拒否したという選手なのだが…。2009年にマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリーに移籍した彼であるが、バルセロナに来ていた可能性があった。
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ジョアン・ラポルタ会長が明かしたところによれば、バルセロナは2003年にラファ・マルケスの代理人からクリスティアーノ・ロナウドの売り込みを受けていたという。ただその時、ロナウジーニョを獲得することが決まっていたために実現しなかったとか。