【ニューヨーク共同】暗号資産(仮想通貨)交換所大手バイナンスが、この数週間に世界で千人を超える従業員を解雇したことが14日、分かった。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ、電子版)が関係者の話として報じた。解雇前は世界で約8千人の従業員を抱えていたが、一連の人員削減によって3分の1を超える人数が減る可能性もあるとした。
バイナンスは6月に証券法に違反したとして米証券取引委員会(SEC)に提訴された。米国での事業展開の先行きや、業績に不透明感が出ていることが人員削減の背景にあるとみられる。
WSJによると、顧客サービスに関わる従業員の解雇が目立った。