無形遺産、「郡上踊」始まる 岐阜、4年ぶりの通常開催

「郡上踊」が始まり、浴衣姿で踊る大勢の人たち=15日夜、岐阜県郡上市

 日本三大盆踊りの一つ「郡上踊」が15日、岐阜県郡上市で始まった。国連教育科学文化機関(ユネスコ)が郡上踊を含む民俗芸能「風流踊」を無形文化遺産に登録してから初の開催。コロナ禍前と同様の形で開かれるのは4年ぶり。9月9日まで。

 街中は色とりどりの浴衣姿の人でにぎわい、げたの音があちこちで響いた。愛知県江南市から訪れた大平有子さん(49)は「うまく踊ると賞状がもらえるので今年も狙っている」と気合が入った様子だった。

 郡上踊は江戸時代から400年の伝統があり、国の重要無形民俗文化財に指定されている。2020年、21年は一般参加中止に。昨年は期間を短縮するなどして催された。

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