ファビーニョにアル・イテハドが73億円オファー…リバプールのドイツキャンプメンバーから外され移籍が加速か

[写真:Getty Images]

リバプールはプレシーズンのトレーニングキャンプに臨むメンバー32名を発表。その中には、退団が噂されているブラジル代表MFファビーニョ(29)が含まれていない。

15日、リバプールはドイツでのプレシーズンキャンプに臨むメンバーを発表。ユルゲン・クロップ監督が率いるチームは10日間のキャンプを行い、カールスルーエ、グロイター・フュルトとプレシーズンマッチを戦う。

そのメンバーには、今夏加入したアルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスターやハンガリー代表MFドミニク・ソボスライらが含まれている他、ブラジル代表GKアリソン・ベッカー、オランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイク、エジプト代表FWモハメド・サラーなど、主軸も順当に名前が載っている。

また、サウジアラビアへの移籍が噂されているキャプテンのイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンの名前もしっかりと載っている一方で、同様にサウジアラビア行きの噂があるファビーニョの名前はなかった。

イギリス『BBC』によれば、ファビーニョに対してはアル・イテハドから正式なオファーが届いたとのこと。4000万ポンド(約73億円)の移籍金が提示されているという。

2018年7月にモナコから加入したファビーニョだが、当時の移籍金は3900万ポンド(約70億8000万円)であり、リバプールは5年起用した選手から利益を得ることができる状況だ。

ファビーニョはリバプール加入後に公式戦219試合に出場し11ゴールを記録。中盤の底で重要な役割を担い、プレミアリーグやチャンピオンズリーグ、FAカップ、EFLカップ、クラブ・ワールドカップなど7つのタイトルを獲得している。

なお、ヘンダーソンに関しては、スティーブン・ジェラード監督が就任したアル・イテファクから1000万ポンド(約18億2000万円)のオファーがあったとされるが、契約が2年残っているヘンダーソンに対しては安すぎるため、リバプールはこのままでは移籍を認めることはないと見られている。

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