リゾ/Chilli Beans.ら、フジロック’23注目の女性アーティストをレコメンド【WIM Weekly Select】

ビルボードジャパンが注目の女性アーティストのトピックをお届けする【WIM Weekly Select】。今週は7月28日、29日、30日に開催される国内最大級の野外音楽フェスティバル【FUJI ROCK FESTIVAL ’23】(以下フジロック)より、注目の女性アーティストを日別に紹介する。

28日(金)の〈WHITE STAGE〉には、バイオリン奏者/シンガーソングライター/ビートメーカーとマルチな肩書きを持つスーダン・アーカイブスが初出演。バイオリン片手にパフォーマンスする姿が印象的な彼女が、フジロックではいったいどんなステージを繰り広げるのか楽しみだ。また〈RED MARQUEE〉のトリには、13年ぶりの来日公演となるヤー・ヤー・ヤーズがオンステージ。昨年リリースされた5thアルバム『COOL IT DOWN』をひっさげ、17年ぶりにフジロックのステージに降り立つ。

国内勢では、等身大のリリックが支持を集めるラッパー=あっこゴリラ、『関ジャム』にてピックアップされ一躍注目を集めたキーボーディスト=和久井沙良がそれぞれ〈GYPSY AVALON〉に出演。フジロックに馴染みのミュージシャンが結集したスペシャルバンド=ROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRAには、ゲストボーカルとして土屋アンナとDoulが出演する。

2日目の29日(土)は、国内外のニューカマーたちに注目したい。この日の〈WHITE STAGE〉の一番手を任されたのは、2023年の「バズリズム02 今年コレがバズるぞ!」1位に輝いたChilli Beans.。欧米ロック/ポップからの影響を感じさせる骨太なバンドサウンドは、朝イチの〈WHITE STAGE〉に似合いそうだ。また海外勢では、今年リリースした最新作『Desire, I Want To Turn Into You』が各メディアの上半期ベストで上位入りしているキャロライン・ポラチェックも抑えておきたい。

そしてこの日の〈GREEN STAGE〉は、ニュージーランドのライジング・スター=ベニー、先日台湾公演を即完させた羊文学、90年代よりトップを走り続けるSSW=アラニス・モリセットと、3連続で女性フロントマンのアクトが続く。羊文学は、2016年〈ROOKIE A GO-GO〉、2021年〈RED MARQUEE〉に出演しており、今年ついに一番大きいステージである〈GREEN STAGE〉に登場する。

最終日の30日(日)は、なんといってもヘッドライナーのリゾ。ハッピーなムードとエンパワメントに溢れたステージは全員必見だ。この日のラインナップはリゾと共鳴するようなアクトも多く、〈GREEN STAGE〉準々トリのYUKIも、エンターテイメント性の高いステージで私たちを魅了してくれるに違いない。また〈WHITE STAGE〉には、“つながり”や“連帯”をテーマにした最新作『New Neighbors』をリリースしたばかりのHomecomingsが出演する。

さらに3日目は、世武裕子、カネコアヤノ、原田郁子などソロアーティストも充実。なかでもきゃりーぱみゅぱみゅは、深夜帯の〈SUNDAY SESSION〉のトップバッターに抜擢された。2023年のフジロック最後の夜を、最高の盛り上がりで幕開けてくれるだろう。

<ビルボード・ジャパン・ウィメン・イン・ミュージックとは>
米ビルボードが2007年から主催する、音楽業界に多大に貢献し、その活動を通じて女性たちをエンパワーメントしたアーティストを表彰する【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】の日本版。Billboard JAPANでは、2022年より独自の観点から“音楽業界における女性”をフィーチャーした企画を発足し、ライブイベントやインタビュー連載、トークセッションを展開している。

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