東北北部付近に停滞する前線の影響で青森県内は16日午前、前日に引き続き深浦町などで大雨警報が継続している。青森県によると16日午前8時時点で、県内で人的被害は確認されていない。
深浦町の土砂災害警戒情報は16日午前5時10分に解除となった。同町では約30戸が停電するなどの被害が新たに確認されている。サケやサクラマスを養殖している追良瀬内水面漁協で取水口が破損したとの情報や、水田や水路に土砂が流入したとの情報もあり調査中。浸水で電気設備に影響が出て日帰り棟が停電している宿泊施設がある。
土砂が流入し通行止めとなっていた深浦町大間越地区の国道101号は急ピッチで仮復旧作業が進められ、16日午前10時に片側交互通行が可能となった。
青森地方気象台は、これまでに降った雨により地盤が緩んでいるところがあるとして土砂災害に警戒するよう呼びかけている。16日午前6時から予想される24時間降水量は、いずれも多いところで津軽60ミリ、下北40ミリ、三八上北40ミリの見通し。