ブライトン、フィオレンティーナDFイゴール獲得に接近か?

[写真:Getty Images]

ブライトンがフィオレンティーナのブラジル人DFイゴール(25)の獲得に動いているようだ。

昨シーズンに主力として活躍したU-21イングランド代表DFレヴィ・コルウィル(20)の完全移籍での買い取りを目指してきたブライトン。しかし、売却拒否の意向を示すチェルシーに加え、選手自身もアカデミー時代を過ごしたクラブでのポジション争いに意欲を示していると言われる。

こういった状況を受け、シーガルズはコルウィルに代わる数人の補強候補をリストアップ。そして、その候補の一人であるブラジル人DF獲得に向けて、具体的な動きを見せているようだ。

移籍市場に精通するジャーナリストのニコロ・スキラ氏によると、イゴールとブライトンは個人間で合意に至っており、現在はクラブ間の交渉を進めている段階だという。

オファー次第でイゴールの売却を容認する構えのフィレンツェのクラブは、1300~1500万ユーロ(約20億3000万~23億4000万円)の移籍金を要求しているようだ。

レッドブル・ブラガンチーノ下部組織出身の左利きのセンターバックであるイゴールは、2016年に系列クラブのレッドブル・ザルツブルクに完全移籍。リザーブチームのリーフェリングを主戦場にオーストリアで研鑽を積むと、レンタル先のヴォルフスベルガー、オーストリア・ウィーンを経て2019年にSPALへ加入。

その後、2020–21シーズンにフィオレンティーナは買い取りオプション付きのレンタルで加入し、翌シーズンに完全移籍に移行。ここまで公式戦110試合に出場している。

2022-23シーズンは公式戦42試合に出場し、カンファレンスリーグ準優勝などに貢献したが、先日に代理人を務めるマルセロ・マスカーニ氏はイゴールが今夏の退団を望んでいる旨を明かしていた。

集中力の欠如や判断面のミスは目につくものの、185cmのサイズを感じさせないスピードを生かした出足鋭い守備、マイボール時は正確な球出しやドリブルでの運びを得意としており、ロベルト・デ・ゼルビ監督の志向するスタイルに合致するプロフィールの持ち主だ。

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