開山後初の週末 5件の遭難通報 富士山須走口で外国籍の女性や足をつった男性が110番 富士宮市の長者ヶ岳でも夫婦が遭難=静岡

7月16日午後、富士山須走口新六合目付近で、女性が下山中に足の痛みで歩けなくなり、警察が救助にあたりました。

7月16日正午ごろ、富士山須走口新六合目付近で、けがをした女性から「足が痛くて歩けない」と警察に110番通報がありました。警察によりますと、女性は外国籍で、下山中にねん挫をしたとみられています。女性は4人で登っていて、女性が足が痛くなったことから、他の3人は先に下山しました。警察の山岳遭難救助隊員が出動し、午後2時前に女性と接触でき、下山しているところだということです。

また、同じ16日の正午ごろ、富士山須走口七合目付近で、山小屋の人から「男性が両足をつって歩けなくなっている」と須走口五合目の臨時派出所に通報がありました。警察と消防の山岳遭難救助隊員が出動し、午後2時過ぎに接触でき、下山しているところだということです。

一方、7月16日午前、静岡県富士宮市の長者ヶ岳でも、夫婦が登山中、道に迷い救助を求めました。

午前11時半ごろ、富士宮市の長者ヶ岳に登っていた64歳の男性らから「遭難してしまった。道を外れてしまった」と110番通報がありました。警察によりますと、遭難したのは静岡県沼津市の64歳男性と58歳女性の夫婦で、けがはないということです。警察の山岳遭難救助隊員3人が救助に向かい、午後1時半ごろに合流。その後、午後3時前に登山道入り口まで下山しました。

富士山の静岡県側では、富士山の山岳遭難に関する警察への通報が7月15日は3件、16日は2件あり、警察は登山計画書の提出を呼びかけています。

富士山で救助要請相次ぐ

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