猛暑の連休、海で涼む 富山・岩瀬浜

強い日差しを受けながら、水しぶきを上げて楽しむ海水浴客=富山市の岩瀬浜海水浴場

  ●県内に熱中症アラート

 16日の富山県内は高気圧に覆われて晴れ、熱中症警戒アラートが出された。最高気温は富山市中心部36.9度、同市秋ケ島(富山空港)36.2度など全10観測地点のうち8カ所で今年最高を記録、4カ所で35度以上の猛暑日となった。

 最低気温も高くなり、富山市中心部29.1度は全国1位、同市秋ケ島28.8度は2003年の統計開始以来、観測史上1位で全国2位、魚津市28.6度は1978年の統計開始以来、観測史上1位で全国4位。

  ●7市町で14人搬送

 県内の消防機関によると、富山、高岡、射水、滑川、立山、朝日、入善の7市町で4歳~80代の男女14人が熱中症の疑いで救急搬送された。富山市の80代女性、射水市の70代男性、朝日町の60代男性、入善町の80代女性は中等症とみられる。高岡市の4歳男児は意識がもうろうとした状態、35歳男性は呼吸困難で、そのほかは軽症とみられる。

 富山市の岩瀬浜海水浴場では、涼を求める家族連れや若者らでにぎわった。

 気象庁と環境省は17日も県内に熱中症警戒アラートを出し、水分補給や昼夜を問わずエアコン使用などを呼び掛けている。

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