金沢学院大がV2 全日本大学相撲金沢大会

団体決勝の中堅戦で拓大の松永を攻める金沢学院大の池田(左)=金沢市の石川県卯辰山相撲場

  ●個人で池田3位 卯辰山で熱戦

 大学日本一を決める第13回全日本大学選抜相撲金沢大会(日本学生相撲連盟、金沢市、北國新聞社、大会実行委主催)は16日、金沢市の石川県卯辰山相撲場で行われ、団体決勝で金沢学院大が拓大を4-1で破って2連覇を果たした。99人が出場した個人は、川上竜昌(日大3年)が決勝で草野直哉(日大4年)を下して初優勝し、昨年準優勝の池田俊(金沢学院大4年)が3位だった。

 団体は14大学が出場し、予選上位8校による決勝トーナメント(5人制、3戦先勝)で争われた。金沢学院大は初戦、東日本王者で優勝候補の日大を3-2で下して勢いに乗り、準決勝は日体大を3-2で破った。

 決勝の拓大戦は先鋒・森田陽彦(1年)、二陣・大森康弘(2年)、中堅・池田俊(4年)の3連勝で優勝を確定させた。副将・篠侑磨(1年)は敗れたものの、大将・井手純也(4年)が白星で締めた。

 金沢学院大は、炎鵬(宮城野部屋)を擁した第6回大会の団体で3位に初入賞し、3年ぶりの開催(第10、11回はコロナ禍で中止)となった昨年の第12回大会で初優勝した。優勝2回は日大の6回に次ぐ記録で、日体大、東京農大、東洋大が各1回となっている。

 開会式では大会長の村山卓金沢市長があいさつし、前回優勝の金沢学院大の池田が宣誓した。

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