中井卓大がレアル退団か? レアル専門メディアが「驚きの退団」と報道…才能認められるも、成長を鈍らせないための措置か

[写真:Getty Images]

レアル・マドリー・カスティージャに所属するU-20日本代表MF中井卓大(19)が退団する可能性があるという。レアル・マドリー専門メディアのスペイン『Defensa Central』が伝えた。

報道によると、突如として中井がマドリーを退団する可能性があると判明したとのこと。その才能を認められながらも、出場機会が限られており、成長が鈍らないようにするための退団だとされている。

マドリーのカンテラは世界各国に選手を供給。その後に大成して復帰する選手や、他のビッグクラブで主軸となる選手も少なくない。

一方で、カンテラでは出番が限られることも事実。ファーストチームに昇格できない選手が多く、才能を見込まれながらもこれまで退団した選手は多い。

中井は10歳でマドリーに入団。順調にカンテラでステップアップを続けてきており、マドリーの若手の中でも特に才能のある1人として大きな期待がかけられていた。

ジネディーヌ・ジダン元監督からも気に入られ、現在のカルロ・アンチェロッティ監督からも度々ファーストチームのトレーニングに呼ばれるほど。そのトレーニングでも、良いパフォーマンスを見せ続けていた。

一方で、ラウール・ゴンサレス監督率いるカスティージャでは全くと言っていいほど出番はなし。RFEFプリメーラ・ディビシオン(スペイン3部)では2試合の出場でたった5分間のプレーに終わり、明らかに出場機会が少ない選手の1人だった。

マドリーは才能ある選手を囲って成長を止めることを望んでいないとし、出場時間確保のために手放すとのこと。一方で、2500万ユーロ(約39億円)の移籍金を見込んでいるともされている。

いずれにしても完全移籍での退団になる見込み。ただ、有望なカンテラーノによくある買い戻しオプションなど、連れ戻すための条件をつける可能性はありそうだ。

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