昼間帯のバス、路面電車に乗り放題 定期券を半額で販売 長崎市民対象、7月18日から

 長崎市の長崎自動車(長崎バス)、県交通局(県営バス)、長崎電気軌道はそれぞれ、午前10時~午後5時の昼間帯の路線バス、路面電車が乗り放題になる定期券を18日から、同市民に限り半額で販売する。8月1日~10月31日の期間中いずれかの1カ月間利用でき、各社とも通常価格の7千円が3500円になる。3社の相互利用はできない。市の公共交通利用促進事業の一環。
 昼間定期券は、長崎バスは既に販売中、県営バスと長崎電気軌道は18日から販売開始する。長崎バスは降車時、県営バスと路面電車は乗車時または降車時が、午前10時~午後5時であれば使える。各事業者とも全運行路線が対象だが、高速道路を経由する路線やさいかい交通が運行するコミュニティバスは対象外。
 物価上昇に対する市民の負担軽減を図ると同時に、利用率が少ない昼間時間帯の公共交通利用促進を目的に、市が3社に半額分を補助する。1カ月で計1万3千枚程度の販売を見込んでいる。
 18日から各社の定期券販売窓口などで販売する。

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