杉並区 校庭にくぎ類合計1万5000点見つかる 金属探知機による調査で5倍に

今年4月、杉並区の小学校で校庭から突き出たくぎによって児童がけがをした事故を受け、区は69の小中学校などで調査を行い、合わせて1万5000点以上のくぎなどが見つかりました。

杉並区教育委員会によりますと、区立荻窪小学校の校庭で児童がけがをした事故の原因は、運動会での整列などの目印として打ち込まれたくぎが放置されていたためとみられています。

そのため区は6月までに区内69の小中学校などで金属探知機による調査を行い、63施設からくぎやペグが約1万3000本、そのほか金属ごみなど合わせて1万5000点以上が見つかったということです。これまでの目視による点検では約3000点のくぎなどが見つかっていましたが、金属探知機による調査で約5倍に増加しました。

杉並区教育委員会はこの結果を受けて、区内の小中学校などに校庭でくぎを使用しないこと、U字型のピンを使用する際には事前に数量を確認し、使用後には確実に取り除くよう通知したということです。

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