ヒマワリ通じ交通安全や命の大切さ考える 京都・京丹後の保育所

ヒマワリの苗を保護者と植える園児たち(京丹後市大宮町)

 ヒマワリを通して交通安全や命の大切さを考える取り組みが、京都府京丹後市大宮町の大宮北保育所であり、園児が種から育てられた苗を植え、横断歩道の渡り方も学んだ。

 木津川市で2011年に起きた交通事故で亡くなった男児=当時(4)=が栽培していた種から、花を咲かせる府警の「ひまわりの絆プロジェクト」の一環。4歳児クラスの47人が京都府警京丹後署員による紙芝居でヒマワリの由来を学んだ後、仮設の横断歩道を保護者と渡り、「左右を確認」「運転手さんを見て、手を挙げて合図」の動作を練習した。

 隣接地の花壇では、園で育てた高さ10センチほどの苗を植えた。男児(4)は「車がいっぱいの所では止まり、気を付けて歩きます」と話していた。

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