7月20日に開幕を迎えるFIFA女子ワールドカップ2023。オーストラリアとニュージーランドを会場に、およそ1ヶ月に渡って熱い戦いが繰り広げられる。
今回は「888Sport」から「今回の女子ワールドカップで注目しなければならない5名の選手たち」をご紹介する。
レナ・オベルドルフ
所属クラブ:ヴォルフスブルク
代表チーム:ドイツ
オベルドルフはまだ21歳であるが、ヴォルフスブルクの中盤センターで非常に老獪なゲームコントロールを見せる選手だ。昨年夏の欧州選手権でもドイツ代表の中心的な存在となり、大会の最優秀若手選手に選ばれている。
彼女はこの若さでありながらもチームをまとめることができる原動力である。単純に言えば彼女がいいプレーをすればドイツ代表は前評判以上の恐ろしい存在になる。
ローレン・ジェームズ
所属クラブ:チェルシー
代表チーム:イングランド
イングランド代表のエースであるベス・ミードが怪我のために欠場することになったため、このチームの攻撃力を発揮できるかどうかは21歳の若きウインガー、ローレン・ジェームズにかかっている。
昨季はシーズンを通して相手のサイドバックを脅かす存在になった。強靭なフィジカルと機敏な技術を併せ持つ豊かな才能を持つ選手である。そして男子の方のチェルシーでプレーしているリース・ジェームズの妹であるという事実でも有名だ。
グロ・レイテン
所属クラブ:チェルシー
代表チーム:ノルウェー
オーストラリア代表のサム・カーとともにチェルシーで破壊的な前線のコンビを形成したノルウェーの28歳。主にサイドラインからチャンスを形成し、11アシストを記録した。
ノルウェーは昨年の女子EUROで苦戦したものの、今回のワールドカップではそのリベンジの準備が整っている。正確で低いクロスからゴールを導くことができ、さらに自ら得点を決められるという万能アタッカーだ。
アイタナ・ボンマティ
所属クラブ:バルセロナ
代表チーム:スペイン
昨季バルセロナで中盤を支配した25歳のスーパースター。14ゴール17アシストという記録だけを見ても非常に素晴らしいものであるが、そのパスの精密さとエレガントなコントロールは数字だけで評価できないほどのものがある。
低重心のボールキープと技術、さらにビジョンを兼ね備える選手である彼女はまさにチャビ・エルナンデスの再来。しかもウインガーでもプレーできるなどアンドレス・イニエスタのエッセンスも兼ね備えている。
ヘイリー・ラソ
所属クラブ:レアル・マドリー
代表チーム:オーストラリア
オーストラリアの前線と言えばサム・カーやケイトリン・フォードが有名であるが、28歳のヘイリー・ラソにとっても今回のワールドカップは人生をかけたものになる。
【関連記事】絶賛デザインも!adidas、2023女子W杯「全10チームのユニフォーム」が集結
2018年にポートランド・ソーンズでプレー中に背中に膝蹴りを受けて椎骨を3本骨折し、再び歩けるかどうかもわからないという怪我を負った。それから過酷なリハビリを乗り越えて復活し、今夏AFC加盟国の出身選手として初のレアル・マドリー加入を果たしている。今こそニューヒロインとしてブレイクしたいところだ。