もうすぐ日本へ!PSGの「歴史上最強レジェンド」TOP10

今月行われるプレシーズンツアーで日本を訪れるパリ・サンジェルマン。2年連続での来日ということで、昨年以上の盛り上がりを見せている。

今回は『soccerprime』から「パリ・サンジェルマンの歴史上最も偉大な10名の選手」をご紹介する。もちろんそれぞれのファンにとっての様々なベスト10がありそうだが…。

10位:サフェト・スシッチ

PSG所属:1982~1991

国籍:ユーゴスラヴィア

カタール資本が入る前のパリ・サンジェルマンでレジェンドをあげるとすれば、五指に間違いなく入ってくるであろうサフェト・スシッチ。現在のボスニア・ヘルツェゴヴィナにあたる地域で生まれたユーゴスラヴィア代表のファンタジスタだ。

ゴールにアシストに、シュートにパスにと全てにおいて創造性を発揮する選手であり、9年間で83ゴール63アシストを決めた。

9位:ライー

PSG所属:1993~1998

国籍:ブラジル

あのブラジル代表の伝説的選手ソクラテスの弟として知られる攻撃的MF。サンパウロから1993年にフランスへとやってきて、すぐさまチームの中心的な存在となった。

パリ・サンジェルマンでプレーしたのは5年間と比較的短かったにもかかわらず、その時期にクラブが非常に多くのタイトルを獲得したことも含め、歴史上屈指のレジェンドとして評価されることが多い。

8位:パウレタ

PSG所属:2003~2008

国籍:ポルトガル

ライーとは逆に、低迷期にチームをなんとか支えたレジェンドがポルトガル代表FWのパウレタである。ボルドーで3シーズンに渡って20ゴール以上を決めて評価を高め、2003年にパリ・サンジェルマンへとやってきた。

彼が所属していた5シーズンはクラブが降格の危機に瀕するなど苦戦したものの、その中で前線の欠かせないピースとして活躍。彼がいなければチームは2部へと落ちていたかもしれない。

7位:ダヴィド・ジノラ

PSG所属:1992~1995

国籍:フランス

1990年代初頭のパリ・サンジェルマンにおけるスーパースター。成績以上にその颯爽とした風貌やアイドル性によって人気を集めたのがダヴィド・ジノラだ。在籍したのはわずか3シーズンであったが、魔法のようなボールタッチと巧みなプレーでファンを魅了した。その一方でややメンタル面に不安定さがあったものの、その一貫性のなさもカリスマ性を高めた。

115試合に出場して33ゴールを記録し、クラブの歴史上2回目となるリーグ優勝に貢献。ニューカッスル・ユナイテッドへと去っていった。引退後はCM出演や俳優としても活躍している。

6位:ネイマール

PSG所属:2017~

国籍:ブラジル

今、世界で最も高額な移籍金で取引された男。2017年にバルセロナから獲得された彼は長年に渡ってチームの中核を担っており、そのファンタジックなプレーで多くの勝利をもたらしている。素晴らしいスキル、そして魅惑的なゴール。

お金のためにパリ・サンジェルマンへとやってきたという批判も受けたものの、フランスサッカーの知名度を大きく引き上げた功労者である。このところは怪我での欠場が増えているが、その中で173試合に出場して118ゴールという成績は驚異的だ。

5位:ロナウジーニョ

PSG所属:2001~2003

国籍:ブラジル

これまたブラジル出身のトリックスターである。パリ・サンジェルマンに加入した時代はまだ全盛期を迎えておらず、それでも素早い足技と優れた得点能力で見事なフットボール・ショウを見せてくれた。

わずか2シーズンしか過ごしていないものの、この間にリーグアンの最優秀ゴール賞を獲得し、ブラジル代表では日韓ワールドカップを制覇。まさにスターへの階段を駆け登っていった。

4位:チアゴ・シウヴァ

PSG所属:2012~2021

国籍:ブラジル

パリ・サンジェルマンの歴史上最も素晴らしいディフェンダーは誰かと言われれば、それは圧倒的にチアゴ・シウヴァであろう。チェルシーへと移籍するまで長くチームを支え、激動の時代に確固たるリーダーシップを発揮した。

決して身長には恵まれていない選手だが、その守備センスとメンタルの安定性、他の選手への影響力、衰えることのない克己心。ある時点では間違いなく世界最高のセンターバックであった。

3位:ジョージ・ウェア

PSG所属:1992~1995

国籍:リベリア

現在リベリア共和国の大統領となっているジョージ・ウェア。政界へと進出する前は、サッカー界において突如現れた最高のストライカーの一人であった。

その全盛期をパリ・サンジェルマンで過ごし、クラブにいくつかのトロフィーをもたらし、そして1995年のチャンピオンズリーグ準決勝に進出するために重要な役割を果たした。3年間で96試合に出場し32ゴールという成績は劇的ではないが、サッカー界においてとても大きな意味を持っていた選手である。

2位:キリアン・エムバペ

PSG所属:2017~

国籍:フランス

パリ・サンジェルマンにおける最新のレジェンドであり、このクラブ史上最も才能に恵まれた選手である。圧倒的なスピードを持ちながら、最高速度を出しながら正確なシュートを打つことができる。これほどの能力を備えたアタッカーは過去に存在しなかった。

2017年にモナコから加入して以来ほぼ1試合に1ゴールを叩き出すという驚異的な数字を残しており、もはやリーグアンでは敵がいない状況だ。

1位:ズラタン・イブラヒモヴィッチ

PSG所属:2012~2016

国籍:スウェーデン

エムバペはたしかに素晴らしいストライカーであったが、イブラヒモヴィッチはそれ以上の価値を持っている男だった。2012年にチアゴ・シウヴァとともに加入し、カタールから来た新オーナーに成功をもたらした。

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彼がチームの王様となって結果を残したからこそ現在のパリ・サンジェルマンの栄華がある。マンチェスター・ユナイテッドに移籍する2016年夏まで122試合に出場し、113ゴールを奪っている。

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