高気圧に覆われて良く晴れた17日、京都市は今夏一番の暑さとなった。祇園祭前祭(さきまつり)の山鉾巡行では、観客らに熱中症とみられる症状での搬送が相次いだ。
気象庁によると、17日午後5時までの最高気温は京都市中京区で37.7度となり、今夏で最も高くなった。
京都市消防局によると、市内では午後3時までに8歳~92歳の計26人が熱中症とみられる症状で搬送された。このうち9人が祇園祭関係で、山鉾巡行を観覧していた人や、巡行に参加していた関係者だった。
26人のうち、80代が最多の9人、70代が4人で続いた。18歳未満が6人だった。いずれも搬送時は軽症だったという。