出勤が楽しみになる!? 仕事に対する価値観を見直す「4つのポイント」

毎日同じ時間に起きて、決まった時間に出勤する。仕事をする以上、仕方のないこととはいえ、その繰り返しが億劫に感じられてしまう人も多いのではないでしょうか。

しかし、それも仕事の価値観を見直すことで、毎日の出勤が今よりも少し楽に感じられるかもしれません。

今回は、仕事に対する価値観を見直すための方法をいくつか紹介します。

「仕事への価値観」が変わる“4つのポイント”とは

1: 自分自身を当てにする

他力本願で仕事をしていると、その人がいないと困ってしまう場面は多いでしょう。たとえば、頼りにしている上司、先輩、同僚などが当てはまるかと思います。

しかし、本来自分の仕事は一人できちんとこなさなければいけないもの。

人に聞きながらでも最後まで自分でこなすことができれば、仕事に対する責任や達成感が生まれてくるでしょう。同時に、仕事への閉鎖感、(人間関係の問題以外の)不平不満は少なくなってくると思います。

それは仕事のできる人になるということであり、自分の市場価値が上がるということでもあるはず。

「大手に勤めているから安心」「自分一人だけが仕事をしている」と考えるのではなく、一日でも早く一人前に仕事をこなせる人になりましょう。

それこそが、将来の自分のためであり、自分の身を守る術となり、仕事への意欲が増すきっかけにもなるのではないでしょうか。

2: 向いている仕事を探さない

仕事でミスをしたり、自分が苦手だと感じる業務をしていたりすると、「この仕事、向いていないかも……」「もっと自分に向いている仕事はないかな?」と思ってしまうことはないでしょうか。

しかし、ミスをしない人はいませんし、ミスがなくて成長はありません。

自分では向いていない仕事だと思っていても、続けていくうちに仕事への楽しみを見出せたり「意外と自分に向いているかも?」と気づけたりすることも出てくるかもしれません。

それでも、どうしても苦痛なものや慣れないという仕事もあると思います。

ただ、基本的に仕事はやってみないとわかりませんし、逆にやりたいと思っていたことが自分には不向きだったという可能性もあるでしょう。

もし周りが助けてくれる環境に身を置いているなら、もう少し頑張ってみる。やりたいことが見つかるまで、いまの仕事を糧にする。

そんな風に、ちょっと肩の力を抜いて、仕事と向き合うのも大事かもしれません。

3: ワクワクすることに挑む

仕事に楽しみを見出すことは、大事なポイントです。仕事へのモチベーションにつながりますし、仕事へのパワーに直結することだからです。

仕事の向き不向きを早急に考えるのではなく、まずは、自分の中のワクワク感を大事にしてみましょう。

日々の業務で「これ楽しいな」と思う部分を見つける、仕事仲間で何でも話せる良き相談相手が見つけるなどです。

ポイントは、気持ちが高揚することを増やすこと。

「今日はこの仕事を片付けてしまおう」と意気込む、仕事用の靴やカバンを新調するのでもいいと思います。

とにかく自分自身で仕事に対する前向きな気持ちや向き合い方を作ることで、毎日の出勤に対する感じ方はガラリと変わってくるでしょう。

4: いまの仕事からつながる仕事もある

いまの仕事に固執し過ぎないことも大切です。

たとえば、「いま〇〇の仕事に就いているから、自分はこの先もこの業界で生きていくんだ」と早々に決め込んでしまう、「この仕事でずっとやっていかなきゃいけない……」と思い込む、などのように、先を考え過ぎる必要はないと思います。

いまの仕事に真剣に取り組むことで数年後できる仕事が変わる可能性はありますし、やりたいことが変わってくる可能性もあります。

大事なのは、いま目の前の仕事を一生懸命にこなすこと。

与えられた仕事をこなすだけではなく、自分なりに仕事への創意工夫を見つけることも大事ですね。

日々の積み重ねが将来の自分を作り、自分自身の可能性を広げていくでしょう。

少しでも自分自身がやり甲斐を感じられる仕事をするためにも、ぜひ仕事の意欲を高められる、日々の仕事を頑張れるきっかけとして前向きに考えてみてくださいね。

考え方を少し変えるだけでも、これまで見えてこなかったものが見えてくるようになります。

【参考文献】
喜多川泰(著)『「手紙屋」~僕の就職活動を変えた十通の手紙~』ディスカヴァー・トゥエンティワン

(mimot.(ミモット)/ 柚木深 つばさ)

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