宮崎県献血不足回復せず 4、5月達成率は九州最下位

宮崎市の献血ルーム「カリーノ」で献血する利用者。県内ではコロナ禍以降も献血者数が伸び悩んでいる=6月

 県内ではコロナ禍が落ち着いてからも献血者数が回復せず、本年度も献血量の不足が続いている。日本赤十字社九州ブロック血液センター(福岡県久留米市)が設定する九州・沖縄各県の月別献血者数の計画値を本県は4、5月達成しておらず、両月合わせた達成率91.1%は九州最下位。県赤十字血液センターは「医療機関が求める輸血用血液製剤の供給が不足することなども考えられる」と懸念する。

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