【ミャンマー】MAI、シンガポール銀の取引停止予期せず[金融]

シンガポールの金融大手UOB銀行によるミャンマー国際航空(MAI)との取引停止の発表について、同社はこのほど、予期せぬ出来事だったとする声明を出した。

声明では、過去6年間にわたり何の問題もなく銀行サービスの提供を受けていたUOB銀から取引停止を通告されたことは「全く予想外だった」と説明。その上で、取引終了を決定したUOB銀の権利を尊重し、同行に提示された口座閉鎖に関するスケジュールを守るよう努力する考えを示した。

また、「UOB銀は、ミャンマーに関する国連報告書が発表された直後にMAIとの取引停止を決定した」との一部報道に言及。同社は民間航空会社として航空サービスの国際基準を順守し、倫理的かつ責任ある顧客中心の事業を常に展開してきたとし、違法または制裁に抵触する活動には一切関与していないことを強調した。その上で、今後も変わらぬサービスを提供していくと述べた。

先の報道によると、UOB銀は8月15日までにMAIが同行に保有する5つの口座を全て閉鎖する。今月1日から口座への入金ができない状態になっており、21日からは出金も制限される予定という。

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