暑い海の日、千里浜活況 七尾35.1度、金沢33.7度

家族連れでにぎわう波打ち際=羽咋市の千里浜海岸

  ●県内熱中症搬送20人

 3連休最終日となった「海の日」の17日、石川県内は強い日差しが照り付け、厳しい暑さが続いた。2日連続で熱中症警戒アラートが出され、最高気温は七尾で猛暑日となる35.1度を観測。輪島の34.3度、輪島市三井の32.5度を含め、3地点で今年最高を更新した。金沢は33.7度だった。

 県内各消防によると、少なくとも6市町で20人が熱中症の疑いで搬送された。金沢市の80代女性2人、小松市の90代男性、内灘町の80代女性、志賀町の80代女性と70代女性は中等症で、ほかは軽症だった。

 羽咋市の千里浜海岸には、涼を求めて大勢の家族連れや若者が訪れ、打ち寄せる波と戯れた。千里浜では近く海水浴場が開設される見通しとなっている。

  ●19日から再び大雨恐れ

 県内は19日から20日ごろにかけて再び警報級の大雨となる恐れがある。金沢地方気象台によると、19日に梅雨前線が北陸地方に延び、20日ごろにかけて本州付近を南下する。暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定となる見込みで、気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒を呼び掛けた。

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