レコードジャケット、映画グッズ…鑑定団の北原照久さんコレクション700点 福井県立美術館で8月31日まで

レコードジャケットやブリキのおもちゃなど北原さんのコレクション700点超が並ぶ展示会=7月17日、福井県福井市の県立美術館

 鑑定バラエティー番組でおなじみのコレクター北原照久さん(横浜市)の収集物を紹介する「“お宝”大コレクション展」(福井新聞社後援)が福井県福井市の県立美術館で開かれている。1950年代以降のレコードジャケットや映画グッズ、ブリキのおもちゃなど700点超が来場者を魅了している。8月31日まで。

 北原さんのコレクション展としては国内で過去最大規模となり、同館職員が膨大な収集物の中から1年がかりで展示品を選んだ。目玉の一つはジョージ・ルーカス監督の映画「アメリカン・グラフィティ」に登場したものと同型の高級車サンダーバード(56年製)。手入れを怠らず今も現役で走るという。映画「スター・ウォーズ」で実際に使われたマスク類などもある。

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 漫画関連のコーナーも充実し、赤塚不二夫さんら巨匠たちが暮らしたアパート「トキワ荘」に残された「寄せ描きカーテン」(56年制作)の実物を展示している。海外での評価も高い美術家横尾忠則さんの広告ポスター20点も見どころ。西村直樹副館長は「展示物のジャンルの幅が非常に広く、どの世代の人にも“刺さる”ものがきっとある」とアピールした。

 8月6日午後2時からは北原さんの講演会「コレクションの愉(たの)しみ」が館内である。同日午前9時から整理券を配る。先着80人。

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