全長35メートル 流れるそうめんに涼 夏の風物詩楽しむ ビュー京ケ岳

約35メートルの竹筒を用い、夏の味覚を参加者に届けた

清里区青柳の坊ケ池湖畔にあるカフェ「ビュー京ケ岳」は16日、全長約35メートルの「長~い流しそうめん大会」を開いた。親子連れら15組が参加した。

カフェを運営する櫛池農業振興会(惣塚泰次代表理事)による企画で、昨年夏に続いて2回目の実施。カフェ前の傾斜地に同区産の竹筒をつなぎ、そうめんや夏野菜などを流した。

気温が上がり酷暑となったこの日、参加した子どもたちは箸をすり抜けるそうめんに一喜一憂。うまくつかめると歓声を上げ、元気に夏の風物詩を楽しみながら涼を感じていた。

親子で参加した大町小5年の土肥末依さんは「去年に続いて参加した。流れてくるそうめんをつかまえるのが楽しい」と話し、おいしそうにそうめんを頬張っていた。

今回は上越教育大の1年生が体験学習授業の一環でこの催しに協力。竹の切り出しなどの事前準備、当日の受け付けなどを担当した。村松漣さんは「ビュー京ケ岳という施設を中心に、地域が一体となっていることに魅力を感じる」、堀井敏史さんは「(参加者の)楽しそうな様子を見ることができ、貴重な体験ができた」と話した。

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