東京都心で3日連続猛暑日 さいたま39℃予想 熱中症警戒 東北は土砂災害の危険度高まる

 きょう(火)も関東や東海を中心に、午前中から気温が高くなっている。午後は内陸で40℃に迫る所があるため、引き続き熱中症に警戒が必要だ。一方、東北周辺はあす19日(水)にかけて、雨雲の流れ込みやすい状態が続く見通し。秋田県を中心に、土砂災害の危険度が高くなっている所があるため、警戒を強める必要がある。

酷な暑さ

 きょう(火)も東北南部~九州は、35℃以上の猛暑日の所が多くなりそうだ。東京都心は午前9時過ぎに、全国のトップを切って35℃を超え、3日連続の猛暑日となった。関東の内陸や東海はさらに厳しい暑さが予想され、名古屋と岐阜で38℃、さいたまや熊谷で39℃、場所によっては40℃に迫る勢いで気温が上がる見込み。

 意識的に水分補給を行い、屋外での作業は暑い時間帯は避け、室内でも無理をせずに冷房を使うなど、熱中症予防を心がけたい。なお、関東は夕方から局地的な雷雨にも注意が必要だ。

土砂災害に警戒

 前線や湿った空気に伴う雨雲が、朝鮮半島付近から日本海を通り、東北に向かう流れが続いている。このため、きょう(火)午後も東北は断続的に雨となり、局地的に雷を伴い激しく降る見込み。秋田県を中心にあす19日(水)にかけて、土砂災害の危険度が高まるおそれがあるため、引き続き警戒が必要となる。

 また、きょう(火)は、新潟県にも雨雲が流れ込みやすくなっている。北陸はあす(水)夕方~20日(木)にかけて、大雨となる所がありそうだ。この方面も、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要となる。太平洋側の各地も、水~木曜日にかけては雨の降る所が多い見込み。

(気象予報士・高橋和也)

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