コウノトリのひな「巣立ち」 親鳥と一緒に巣の近くを飛ぶ 香川・まんのう町

香川県まんのう町で今年5月に生まれた国の特別天然記念物「コウノトリ」のひなが巣立ちました。

7月16日午後1時50分ごろ、ひなが巣を飛び立ち、近くの田んぼに降り立ったことを日本野鳥の会香川県支部が確認しました。

ひなは、親鳥と田んぼの中を歩いたり近くを飛んだりして午後5時過ぎに巣に戻ったということです。

このひなは、5月14日ごろにふ化したとみられていて、香川県でコウノトリのひなが生まれたのは初めてだということです。

まんのう町によると、巣立った後も1、2カ月程度は親鳥と行動を共にすることが多いということです。一般的に、「ひな」と呼ぶのは巣立つまでで、巣立ちをした後は「幼鳥」と呼ぶことになります。

現在巣の付近は、地元の人や関係者以外の車両の進入が禁止されています。まんのう町は、写真の撮影や観察をする際は、コウノトリを驚かせないよう150m以上離れた場所から静かに見守ってほしいとしています。

© 株式会社瀬戸内海放送