印刷で余った残紙を使って作成したオリジナルの自由帳が上越市内の1年生に贈られる。寄贈したのは同市内に営業所のある、商業印刷・パッケージ等の「タカヨシ」(本社・新潟市)。昨年、上越営業所を開設したことをきっかけに寄贈を始め、上越では2年目。
表紙には高田城や水族博物館「うみがたり」のペンギン、春日山の写真、「レルヒさん」、「上越忠義隊けんけんず」をあしらって、上越ゆかりのデザインとなっている。上越市内の1年生に1400冊、新潟市内の1年生にも寄贈するという。
13日、同社の高橋佑社長らが代表して春日小を訪れた。資源の再利用やSDGsの観点など「地球にやさしい自由帳」を説明。レルヒさんも訪れ、視線を集めた。子どもたちは「大切にしたい」「お絵描きをしたい」などと喜んでいた。
高橋社長は「地域の子どもたちへ、SDGsや地域文化の継承に貢献したいという思い。子どもの可能性は無限大であり、自由に思うままに使ってほしい。中面には環境に配慮した製造方法、裏面には上越市クイズがあるので、少しでも興味を持っていただき、理解が深まればいいと思う」と寄贈する思いを話した。