シーズン後半戦がスタート 山下美夢有、岩井ツインズら上位選手が勢ぞろい

北海道で開催された昨年大会は地元の 菊地絵理香が制した。福岡に舞台を移す今年の勝者は誰に?(撮影/中野義昌)

◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 事前情報◇ザ・クイーンズヒルGC(福岡)◇6540yd(パー72)

シーズン唯一のオープンウィークを終え、20日開幕の今大会を皮切りに全38試合中残り19試合の後半戦がスタートする。賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)の4日間大会で、開催コースは昨年までの滝のCC(北海道)から福岡のザ・クイーンズヒルCCに舞台を移すとあって、酷暑の戦いになりそう。同コースは2006年までステップアップツアー「ヴァーナルカップ」が開催されていたが、ツアー開催は初めて。

フィールドはメルセデスランキング上位50人中、2位申ジエ(韓国)と米ツアー参戦中の30位古江彩佳、48位西村優菜を除く47人が出場。また27日開幕のメジャー「アムンディ エビアン選手権」にエントリーしている西郷真央も出場しないが、主要な顔ぶれが勢ぞろいする。

メルセデスランキング1位の山下美夢有は2週前の「全米女子オープン」で予選落ちしたが、国内は今季17戦4勝で予選落ちなし。全米女子OPで2位となった申にポイント差を約490から約70まで詰められた(ポイント加算は今大会終了後)。申が欠場する中、2年連続年間女王に向けて再スタートを切る。大会初日は2020‐21年女王の稲見萌寧、ツアー4勝の岩井千怜とともにプレーする。

他の“全米帰り”にも注目だ。メジャー史上最多22人が出場した日本勢で3番手の13位になった木下彩は初シード奪取に弾みをつけた。ツアー未勝利の佐藤心結、国内前半戦で奮わなかった川崎春花、三ヶ島かなも予選通過をしての“凱旋出場”になる。

昨年大会優勝の菊地絵理香は前半戦最終戦「ミネベアミツミ レディス」2位と調子を上げており、開催コースが異なる大会2連覇に挑む。菊地は今季1勝の櫻井心那、佐久間朱莉と同組でティオフする。

<主な出場選手>
山下美夢有、岩井明愛、岩井千怜、穴井詩、吉田優利、小祝さくら、川岸史果、櫻井心那、佐久間朱莉、桑木志帆、上田桃子、鈴木愛、青木瀬令奈、菅沼菜々、菊地絵理香、稲見萌寧、木下彩、佐藤心結、川崎春花、三ヶ島かな、脇元華

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