両思いだとわかったのに…付き合わなかった女性の本音 #3「彼を好きでも“無理”と思ったワケ」

両思いだとわかっている男性がいたけれど、お付き合いまで至らなかったのは相手の考え方と合わなかったから。

こちら側だけが合わせることを求められ、それを「歩み寄り」とする男性とは、どんなに好きな気持ちがあっても交際は続きません。

幸せな関係を想像できなかった女性たちには何があったのか、実録でご紹介します。

「仕事を通じて知り合った男性がいて、仲良くなるうちに好意を持ちました。

彼のほうも同じ気持ちだなというのはLINEのメッセージでも伝わるのですが、お互いに忙しいこともあり恋愛感情を確認する機会がなかなかなくて。

彼の業務の関係上急な呼び出しや対応を求められることが多く、デートの約束をしてもドタキャンや切り上げられることがあり、『仕方ないよね』と私は言うのですが、モヤモヤしたのは彼の『こんな仕事だからね』と私の気持ちを流すところです。

デートの前日の夜になって『明日は出社になった』とLINEでメッセージが来て、『わかった』と返したら『ごめんね』とは言うけれどたとえばその日に時間ができたら会いに来てくれるとか次の約束は私に合わせるとか、そういうフォローが一切なくて。

彼の状態を尊重したい気持ちはあるものの、それを当たり前のように受け止めている彼を見たら、私ばかり寂しい思いをしているなと感じるようになりました。

彼女じゃないしわがままを言うのはおかしいとは思うけれど、『たまには私にも合わせてほしいな』とメッセージを送ったら、『無茶言わないで』とそっけない返事で悲しくなりました。

続いて『忙しいから俺もひとりでゆっくりしたいし』と届いたとき、彼は私の状態は尊重してくれないのだなと思い、その後は連絡をやめました。

こちらばかり我慢して彼の都合に合わせるような付き合い方は、好きでも無理だなと思います」(30歳/営業)

自分の状態について違和感を持たないのはいいけれど、それに振り回される相手について寂しさを無視するのは、愛情とは言えないのではと感じます。

結局は自分の都合よく置ける人がほしいのであって、だから相手の気持ちを受け止めることを拒否するのですよね。

尊重してもらえることについて感謝できない人、フォローを考えない人とは、幸せな交際は難しいのではないでしょうか。

(mimot.(ミモット)/ 弘田 香)

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