福島が暫定指揮の依田光正HCの監督就任を発表、TDにはロンドン五輪代表監督の関塚隆氏が就任

[写真:©︎J.LEAGUE]

福島ユナイテッドFCは18日、暫定指揮を執っていた依田光正ヘッドコーチ(45)が正式に監督に就任することを発表した。

福島は服部年宏監督が指揮を執っていた中、の今シーズンは苦しい戦いを強いられ、第17節が終了した時点で明治安田生J3リーグで4勝3分け10敗の18位と低迷していた。

12日に服部監督が退任。依田暫定体制で臨んだ16日の松本山雅FC戦では終盤のゴールで1-2と逆転勝利。4試合ぶりの白星を記録していた。

依田新監督は、ザスパ草津の下部組織でコーチや監督を務めた後、トップチームでもコーチに。その後、名古屋グランパスの下部組織でコーチを務めると、2018年からFC町田ゼルビアのコーチ、2020年は水戸ホーリーホック、2021年はガンバ大阪でコーチを務めていた。

2022年に服部監督の下で福島のヘッドコーチに就任していた。

依田監督はクラブを通じてコメントしている。

「福島ユナイテッドFCに関わるみなさま、いつも応援していただきありがとうございます。服部監督を一番近くでサポートしてきた身として責任を感じています」

「現状を変えるため、選手、スタッフ、クラブと一体になり、ポジティブでアグレッシブなサッカーをしていきます。ファン、サポーター、クラブに関わる全てのみなさま、今まで以上に繋がりタオす「福島スタイル」で、 ともに戦ってください」

なお、福島は同日にテクニカルダイレクター(TD)として関塚隆氏(62)を迎えることも発表した。

関塚氏は鹿島アントラーズや清水エスパルスでコーチと務め、2004年に川崎フロンターレの監督に就任。その後、日本代表のコーチとなると、U-21日本代表監督に就任。2012年のロンドン・オリンピックでは指揮を執りベスト4入りに導くと、その後は、ジュビロ磐田、ジェフユナイテッド千葉で監督を務めていた。

2018年からは日本サッカー協会(JFA)に入り、技術委員長やナショナルチームダイレクターなどを務めていた。

関塚TDもクラブを通じてコメントしている。

「このたび、福島ユナイテッドFCのテクニカルダイレクターに就任いたしました 関塚 隆です。

一番に依田監督をはじめスタッフ、選手たちを最大限にサポートし、持っている力を発揮してもらえるように努めてまいります。これまでのサッカー人生で培った知識や経験を遺憾無く発揮し、鋭意努力の精神でクラブの成長のために尽力いたします」

「また、福島ユナイテッドFCは全60クラブあるJリーグの中でも農業部を通じて地域の課題解決に取り組む特別なクラブだと認識しております。Jクラブとして社会に求められる活動を継続されていることにも共感を覚えております」

「サッカーを通じて地域の活性化を実現できるよう、クラブおよびチームとして一体感を持って福島のために戦ってまいります」

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