常本佳吾加入の「セルヴェッテに所属した世界的スター8名」。元アーセナルやW杯優勝者も

今夏のマーケットで鹿島アントラーズから常本佳吾が移籍することになったスイス・スーパーリーグのセルヴェッテ。

レネ・ヴァイラー氏が現在監督を務めていることでも知られる歴史あるクラブで、昨季はリーグ2位と好成績を残してチャンピオンズリーグ予選出場権を獲得している。

今回はそのセルヴェッテでプレーした8名の世界的スター選手を特集しよう。

クリスティアン・カランブー

セルヴェッテ所属:2004~2005

代表チーム:フランス

ニューカレドニアで生まれたフランス代表の名選手であるクリスティアン・カランブー。1998年ワールドカップとEURO2000を優勝したチームの一員で、様々な役割やポジションをこなせるパーフェクトなユーティリティMFとして知られた。

彼がセルヴェッテに所属したのは2004年にオリンピアコスを退団した後。30代中盤になっていたがスイスリーグで継続的にプレーし、1シーズンプレーした後にバスティアへ移籍していった。

アレクサンダー・フライ

セルヴェッテ所属:2001~2003

代表チーム:スイス

スイス代表で活躍し、国際Aマッチ84試合で42ゴールを決めた伝説的なストライカー。彼がブレイクしたのがセルヴェッテでのプレーだった。2001年にルツェルンから加入してゴールを量産し、代表に招集されるようになった。

その後レンヌ、ボルシア・ドルトムント、そしてバーゼルと名門クラブでプレーし、2013年に引退するまで尊敬されるキャリアを送った。なお現在はスイスリーグのアーラウで監督を務めている。

ベルナール・ジャンジニ

セルヴェッテ所属:1986

代表チーム:フランス

フランス代表で1982年と1986年のワールドカップに出場し、ミシェル・プラティニらとともに「魔法陣」と呼ばれる伝説的な中盤を形成した名選手だ。

ソショー、サンテティエンヌ、モナコとフランスリーグのクラブで活躍した後、1986年にセルヴェッテへと加入。所属したのは短かったものの、6試合で1ゴールを決めた。

カール・ハインツ・ルンメニゲ

セルヴェッテ所属:1987~1989

代表チーム:ドイツ

バイエルン・ミュンヘンで副会長や会長を長く務めた元ドイツ代表の名選手。もちろん選手時代はバイエルン・ミュンヘンで長く活躍した経歴を持っているが、最後に所属したのはセルヴェッテだった。

29歳でバイエルンからインテルに移籍したものの怪我に苦しみ、契約が延長されなかったため1987年にスイスへ。そして1988-89シーズンに得点王を獲得するなど活躍し、そしてキャリアを終えている。

オリヴァー・ノイヴィル

セルヴェッテ所属:1992~1996

代表チーム:ドイツ

ドイツ代表チームのスーパーサブとして長く活躍した名ストライカーであるが、実は彼はスイス生まれである。ロカルノという小さなクラブでデビューした後、18歳でセルヴェッテへと加入した。

そこでの4シーズンで評価を高めてスペインのテネリフェに移籍し、それからハンザ・ロストック、レヴァークーゼン、ボルシアMGとドイツ・ブンデスリーガのクラブで活躍した。

フィリップ・センデロス

セルヴェッテ所属:1992~2003

代表チーム:スイス

アーセナルでプレーしたことで知られているスイス代表DFのフィリップ・センデロス。彼はセルヴェッテの下部組織で育ち、天才的なセンターバックとして非常に高い評価を受けていた選手だ。

16歳でデビューしてすぐにレギュラーを獲得、アーセン・ヴェンゲル監督に見込まれて18歳でアーセナルへと加入。プレミアリーグでは怪我もあってなかなか活躍できなかったものの、代表では57試合に出場するなど中心的な存在だった。

デニス・ザカリア

セルヴェッテ所属:2004~2015

代表チーム:スイス

そして今最も輝いているセルヴェッテ出身の選手といえばデニス・ザカリアだろう。2015年にヤングボーイズへと移籍してから急成長を遂げ、そしてボルシアMGへと引き抜かれていった。

そして昨年1月にユヴェントスへ移籍し、昨季はチェルシーへと貸し出されている。現在まだ26歳であるが、すでにスイス代表では49試合に出場してきた中心選手だ。

ガエル・クリシ

セルヴェッテ所属:2020~2023

代表チーム:フランス

そして、近年セルヴェッテでプレーした最大のスター選手といえば元フランス代表DFのガエル・クリシだ。アーセナルとマンチェスター・シティでプレーしたことで有名である。

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2017年にシティを退団してからはトルコのイスタンブール・バシャクシェヒルでプレーしたが、2020年にスイスへと移籍。それから今夏まで2年半に渡って所属している。

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